来客時のお茶菓子の出し方と選び方を紹介!

来客時にお茶やお茶菓子を出す場面は、日常生活やビジネスシーンでもよくあります。しかし、その出し方や選び方には意外と細かなマナーが存在します。正しいマナーを押さえることで、来客に心地良い時間を提供することができるでしょう。

今回は大正3年創業のほうじ茶専門店森乃園より、お茶菓子の役割や正しい出し方、選び方のポイントを詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。

 

お茶菓子の役割とは?

お茶菓子にはお茶を引き立てる役割があり、来客時に用意することで相手をもてなす気持ちを表現します。また、相手の目に留まる華やかなお茶菓子を選べば、その場を和ませたり、会話を弾ませる効果も期待できるでしょう。

 

お茶・お茶菓子の正しい出し方とは?

お茶・お茶菓子を来客に出す時には、正しいマナーを知っていなければいけません。この章では、お茶・お茶菓子の正しい出し方を見ていきましょう。

来客時のお茶・お茶菓子の出し方1.茶托・お茶・お茶菓子・おしぼりをお盆にのせる

まずは、お盆に茶托・お茶・お茶菓子・おしぼりをのせてください。来客が一人である場合でも、一般的にお盆を使うことが推奨されますので、お茶やお茶菓子をそのまま手で持って移動しないようにしましょう。

来客時のお茶・お茶菓子の出し方2.上座から配る

お盆をテーブルのそばに置いた後、上座から配っていきます。上座とは、お客様や目上の人が座る席を指し、一般的にはドアや入り口から最も遠い奥の席のことです。 上座の位置や上座から下座への順番は部屋の構造や席の配置により異なるため、事前に覚えておきましょう。

来客時のお茶・お茶菓子の出し方3.お茶とお茶菓子を正しく置いていく

お茶を置く時には、「どうぞ」または「失礼します」と声をかけることを忘れないでください。おしぼりとお茶は、テーブルの上のスペースを見ながらお客様の右側・お茶菓子は左側に置いていきます。 テーブルに書類などが広がっている時には、右側・左側にこだわらず、お客様の邪魔にならない位置を選びましょう。また、絵柄が描かれた湯呑みを使う場合は、絵柄をお客様に向けた状態で置いてください。

 

来客用のお茶菓子の選び方とは?

自宅や会社で、来客用のお菓子を選ぶこともあるでしょう。お茶菓子は相手をもてなすためのものですが、利便性も兼ね備えていなければいけません。そのためお茶菓子を、味や見た目だけで決めないようにしましょう。お茶菓子を選ぶ時には、以下のポイントを押さえておいてください。

個包装になっている

個包装のお菓子は、来客人数に合わせて配りやすいという特徴があります。お茶菓子をまとめてテーブルの中心に置くと、相手が遠慮して手をつけない可能性があるのです。また、会社ではお客様が手をつけなかったお菓子は処分するケースが多いため、個包装のお菓子の方が使い勝手が良いと言えるでしょう。

賞味期限が長いもの

突然の来客が多いお宅や会社では、日持ちするお茶菓子を用意して置くべきです。お茶菓子の中には数日〜数週間で賞味期限が切れてしまうものもありますが、1ヶ月以上日持ちするお菓子を選ぶと良いでしょう。特に常温保存可能なお茶菓子なら、保存時の扱いが楽になります。

食べやすいか

ポロポロ溢れやすいもの、お客様の手を汚してしまうものなどをお茶菓子に選ぶと、お茶菓子のせいで相手を困らせてしまう可能性があります。お茶菓子は、お客様が手を汚さずに簡単に食べられるものを選びましょう。

 

来客時におすすめのお茶菓子とは?

食べやすい・賞味期限が長い・個包装のポイントを押さえた上で、お茶菓子にぴったりのお菓子を紹介します。

クッキー

クッキーはバリエーションが豊富で賞味期限が長く、個包装の商品が多いという特徴があります。クッキーを嫌いな方は少なく、誰にでも喜ばれるでしょう。

羊羹

羊羹はお茶と相性が良い代表的なお茶菓子です。たっぷりの砂糖が使われているため、賞味期限が半年以上の商品も多く、昔から贈り物のお菓子として活用されています。

ほうじ茶羊羹

チョコレート

誰にでも好まれるお菓子として知られているチョコレートも、お茶菓子に使えます。中でもクリームやナッツ入りのチョコレートは、高級感があるでしょう。また、特に個包装の商品は賞味期限が長いです。

饅頭

餡子を包んだ饅頭は年配の方にも好まれる茶菓子です。地域ならではの名物を取り入れた饅頭を選べば、相手に喜んでもらえるでしょう。ただし饅頭には賞味期限が短い商品もあるため、事前に日持ちをチェックしてください。

せんべい

甘いものが苦手な方におすすめのお茶菓子はせんべいです。せんべいとお茶を一緒に口にすると、せんべいの塩気が引き立ちます。せんべいは、賞味期限が長く常温保存可能な扱いやすいお茶菓子です。

 

お茶に合わせてお茶菓子を変えるべき?

お茶菓子と同じようにお茶にもさまざまな種類があることから、お茶に合わせてお茶菓子を選ぶという手もあります。お茶の種類別の相性が良いお茶菓子の種類を知っておきましょう。

甘いお菓子は煎茶や抹茶

濃厚な味のお菓子には、苦味が強めの煎茶がぴったりです。このようなお茶であれば、甘さが残る洋菓子と一緒にいただいても、さっぱりとした後味になるでしょう。

富士茶

焼き菓子とほうじ茶

焼き菓子とほうじ茶はどちらも香ばしい香りを楽しめるため、相性が良いです。さらにほうじ茶の香ばしい香りにはリラックス効果があることから、相手に心地良い時間を提供できるでしょう。

ほうじ茶どら焼き

棒ほうじ茶

まとめ:来客時のお茶菓子の出し方と選び方を紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、

・お茶菓子には来客へのおもてなしの気持ちを表す役割がある

・お茶、お茶菓子は正しいマナーで出すことが重要

・個包装・賞味期限の長さ・食べやすさを基準にお茶菓子を選ぶ

・クッキーや羊羹、饅頭、せんべいなどがおすすめのお茶菓子

・お茶に合わせてお茶菓子を変えることで、より良いもてなしが可能

以上の点が重要なポイントでした。お茶菓子の選び方や出し方は、来客を迎える際の細やかな気配りの一部です。正しいマナーを守ることで、相手に好印象を与えるだけでなく、自分自身のホスピタリティも高められます。今回の記事が、皆さまのもてなしの参考になれば幸いです。

 

森乃園ではお茶に合うお菓子をご用意!

森乃園では、お茶にぴったりなお菓子をご用意しております。特に、ほうじ茶を使用したお菓子は、深い香りと豊かな味わいが特徴で、当店自家焙煎のほうじ茶と相性抜群です。 例えば、人気の「ほうじ茶どら焼き」は、ふわっとした皮にほうじ茶の風味が広がる餡が絶妙に調和した逸品。5個セットでお得に楽しめます。「ほうじ茶カステラ」は、しっとりとした食感とほうじ茶の香りが、まろやかな甘さとともに広がります。また、「ひとくちほうじ茶羊羹」は、小さなサイズで手軽に楽しめるため、お茶のおともにぴったりです。 当店のほうじ茶お菓子は、どれもお茶との相性を考えた商品ばかり。お茶と一緒に、おいしいひとときをお過ごしいただけます。

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