ほうじ茶はシュウ酸が少ないお茶!~シュウ酸の少ない飲料をお探しならほうじ茶~

ほうじ茶はシュウ酸が少ないお茶!~シュウ酸の少ない飲料をお探しならほうじ茶~

シュウ酸は植物由来の有機酸で、食事や飲み物から摂取されることが多い成分です。そしてシュウ酸は、尿路結石などの健康リスクに関わるため、摂取量には注意が必要です。

今回は大正3年創業のほうじ茶専門店森乃園より、シュウ酸とカルシウムの関係や、結石予防に効果的な対策、またシュウ酸含有量が少ないお茶として注目されるほうじ茶について詳しく解説します。

 

シュウ酸とは何か?

シュウ酸は植物が光合成の過程で生成する有機酸の一種であり、アクの成分です。また、シュウ酸はえぐみの原因であり、人間の体内では栄養素として活用されずに尿や便から排出されます。つまり、シュウ酸に栄養的な意味はないのです。

そして、後に詳しく説明しますが、シュウ酸はカルシウムや鉄分の吸収を阻害する働きや過剰摂取によって、健康に悪影響を与える可能性があります。

 

シュウ酸とカルシウムの関係

シュウ酸とカルシウムは腸の中で結合して便として排泄され、大半のシュウ酸は便に排泄されることで、血中に吸収されるシュウ酸は少なくなります。また、尿中のシュウ酸が少なくなることで、シュウ酸カルシウム結晶が少なくなり、結石のリスクが減ります。

逆に、カルシウム摂取量が少ないとシュウ酸はカルシウムと結合できずに便として排泄されず、血中に吸収されて血中に多くなります。そして、尿中のシュウ酸が増加することで、尿中のカルシウムと結合して、結石ができてしまいます。つまり、端的に伝えるとカルシウムをしっかり摂取することによって、結石ができにくくなるのです。

シュウ酸カルシウムによりできた結石が、腎臓にある場合は腎結石であり、尿管に存在する場合は尿路結石と呼びます。

 

腎結石と尿路結石について

比較的サイズが大きな結石は健診などの超音波検査で見つかるケースがあり、結石が腎臓の中にあるうちは痛みがないことが多い、という特徴があります。しかし、結石が腎臓から流れ出して尿管の途中に詰まると、急な激痛や発熱などの症状を引き起こします。

 

結石の再発予防について

カルシウムを摂取することで、結石ができにくいということをお伝えしましたが、カルシウムの摂取量としては、600~800mgを目標に摂取することが、再発予防に効果的とされています。また、シュウ酸の多い食品や飲み物を控えることも有効です。

 

シュウ酸が多く含まれる飲み物とは?

シュウ酸が多く含まれる飲み物には、次のようなものがあります。シュウ酸の過剰摂取に注意しなければならない方は参考にしてください。

 

<シュウ酸が多く含まれる飲み物>

・玉露を含む緑茶

・烏龍茶

・紅茶

・コーヒー

常備茶として緑茶や烏龍茶、紅茶で水分摂取をしている方は、シュウ酸の過剰摂取のリスクが上がってしまいます。

 

ほうじ茶はシュウ酸が少ない代表的なお茶

前項で、緑茶や烏龍茶、紅茶はシュウ酸が多いということをお伝えしましたが、シュウ酸が少ない代表的なお茶には、ほうじ茶と麦茶があります。

水にもシュウ酸は含まれていませんが、ほうじ茶などのお茶と併用することでお茶の味わいを楽しみながら水分補給ができるでしょう。また、水をたくさん飲むことで尿のシュウ酸濃度を薄めることができます。

 

シュウ酸の含有量が少ない以外のほうじ茶のメリット

ほうじ茶にはシュウ酸の含有量が少ない以外にも、さまざまなメリットがあります。続いて、ほうじ茶を飲むことのメリットについて見ていきましょう。水分補給に適した飲み物を探している方に、ほうじ茶の活用をおすすめします。

 

カフェインやカリウムの含有量も少ない

ほうじ茶は他のお茶と比べてカフェインの含有量が少ないです。そのため、カフェインの摂取を控えたいと考えている方も、安心してほうじ茶を楽しめます。

 

香ばしい香りに心が落ち着く

ほうじ茶の香ばしい香りには、リラックス効果があります。ストレスを感じた時やリラックスタイムにほうじ茶を飲めば、心と体をしっかり休められるでしょう。

 

体を芯から温められる

ほうじ茶には血行促進や冷え性改善効果があります。特に体の冷えが辛いという方は、温かいほうじ茶を飲むようにすると良いでしょう。

 

シュウ酸を多く含む食べ物とは?

シュウ酸は飲み物だけでなく食べ物にも含まれています。シュウ酸の摂取量をコントロールしたいと考えている方は、食べ物と飲み物の両方のシュウ酸摂取量を確認しましょう。

 

<シュウ酸が多く含まれる食べ物>

・ほうれん草

・たけのこ

・キャベツ

・ブロッコリー

・カリフラワー

・アーモンド

・チョコレート

・ピーナッツ

・ココア

シュウ酸の含有量が多い野菜の傾向としては、色鮮やかな野菜・苦味が強い野菜にはシュウ酸が多く含まれていることがあります。

 

尿のシュウ酸濃度を低くするためにできること

尿に含まれるシュウ酸濃度が高くなると、結石ができる可能性が上がります。続いて、シュウ酸を体内から正しく排出するために知っておくべきポイントを見ていきましょう。

 

多めの水分を摂取する

特に結石が再発しやすい方は、普段から水分を多めに摂取すると良いでしょう。水分補給には、水・ほうじ茶・麦茶などシュウ酸含有量が少ないものを選びます。

具体的には、1日に2リットル以上の水分を摂取すると、尿量が増えて結石が作られにくい環境を維持できます。水分摂取の際に、シュウ酸の含有量が多い紅茶・緑茶・烏龍茶・コーヒーなどを飲んではいけません。

 

シュウ酸の摂取量を減らす

シュウ酸が多く含まれる飲み物・食べ物を控えて、シュウ酸が体内に多く存在する状態を防ぎます。食べ物と比較して、飲み物の方が特定の飲み物を習慣的に口にする機会が多いため、シュウ酸の過剰摂取の原因になりやすいようです。

 

カルシウムを積極的に摂りいれる

カルシウムがシュウ酸と腸で結合すれば、便としてシュウ酸が体外に排出されますので、カルシウムを積極的に摂りいれましょう。カルシウムが多く含まれる食品・飲み物には、牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品や大豆製品・骨ごと食べられる魚などがあります。

<h3>食後から眠るまでに4時間以上あける</h3>

尿路結石の形成促進物質の濃度は食後2~4時間が高くなり、就寝中は水分補給ができないため、尿が濃縮されてしまいますので、就寝の4時間前までに夕食を済ませるのが理想です。また、夕食後の水分補給も大切です。

 

まとめ:ほうじ茶はシュウ酸が少ないお茶!~シュウ酸の少ない飲料をお探しならほうじ茶~

いかがでしたか?今回の内容としては、

・カルシウムを適切に摂取することで、シュウ酸の体内吸収が抑えられ、結石の予防につながる

・シュウ酸を多く含む飲み物には緑茶、烏龍茶、紅茶、コーヒーなどがある

・シュウ酸が少ない飲み物として、ほうじ茶や麦茶がおすすめ

・結石予防には水分を多めに摂り、シュウ酸の多い飲食物を控えることが効果的

 

以上の点が重要なポイントでした。結石の再発を予防するために、シュウ酸を控えなければならない方もいるかと思いますが、お茶の中でもほうじ茶はシュウ酸が比較的少ないお茶ですので、参考にしていただければと思います。

 

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