ノンカロリーのほうじ茶は、ダイエットをしている方の水分補給として、おすすめできる飲み物です。「体重を落としたい…」「健康を維持したい…」と考えている方は、日常にほうじ茶を取り入れてみませんか?
今回は、大正3年創業のほうじ茶専門店森乃園より、ほうじ茶がダイエットに適したお茶だと言われる理由と、その効果をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。
ほうじ茶とはどのようなお茶?
最初に、ほうじ茶がどのようなお茶であるのか説明します。
ほうじ茶は茶葉を焙じて作るもの
ほうじ茶は煎茶・番茶・茎茶などの茶葉を焙じて作られるお茶の総称であり、使われる茶葉の種類や焙煎方法により味わい・香りが異なります。
一般的なほうじ茶は番茶で作られるケースが多く、焙煎過程で茶葉の苦味や渋味が失われてさっぱりとした味わいに仕上がります。ほうじ茶はほうじ茶という茶葉から作られていると考える方もいますが、実はほうじ茶の茶葉は、その他の緑茶と同じものなのです。
ほうじ茶の特徴
ほうじ茶は香りや味に特徴を持つお茶です。具体的には、透明な茶褐色をしており、その他のお茶にはない独特の香ばしい香りを楽しめます。
また、焙煎過程でカフェインが減少することから、緑茶の中でもカフェインが少ないお茶に分類されます。そのため、カフェインの過剰摂取が気になる方でも安心して飲めるお茶だと言えるでしょう。
ほうじ茶がダイエットに効果的だと言われる理由と効能
ほうじ茶がダイエットに効果的だと言われる理由には、次のようなものがあります。ほうじ茶を飲むことを習慣化させれば、ダイエットが成功しやすくなるでしょう。
ほうじ茶がダイエットに適している理由1.飲み物から余計なカロリーを摂取せずに済む
ダイエット中には、適度な運動をしながら摂取カロリーを抑える必要があります。運動をして消費カロリーを増やしても、ジュースや清涼飲料水からカロリーを摂取すれば、簡単にカロリーオーバーになってしまうでしょう。
例えば、カロリーが高い飲み物の中には100mlに50kcalものカロリーが含まれている商品も存在します。ほうじ茶は香ばしい香りとすっきりした味わいを楽しめる飲み物ですが、カロリーは含まれていません。
そのため、ダイエット中に口にする飲み物として適していると言えるでしょう。
ほうじ茶がダイエットに適している理由2.カフェイン・カテキンによる脂肪燃焼効果が期待できる
ほうじ茶に含まれるカフェインとカテキンには、脂肪燃焼作用があります。カフェインは脂肪組織の中で脂肪を分解する効果があり、カテキンはその作用を長く持続する働きを持っています。
つまり、ほうじ茶を飲むことで体が痩せやすい状態になるわけですね。ダイエットのために実施する運動の効果を、より高いものにできるでしょう。
ほうじ茶がダイエットに適している理由3.ピラジン・カテキンが血流を良くして冷えを改善する
冷え性は体の不調の原因でありダイエットの妨げにもなる問題ですが、自力での改善が難しいものです。ほうじ茶のカテキンは、血管を広げて血流を流れやすくします。
さらにほうじ茶を焙煎する過程で生まれるピラジンという成分にも血流を良くする作用があるのです。血流が良くなれば、手足などが冷えやすいなどの悩みを改善できるでしょう。このような作用から、ほうじ茶は寒さが厳しい地域の方に昔から親しまれています。
また、ほうじ茶に含まれるピラジンやカテキンは冷やしても作用がなくならないため、夏の冷え性対策としても効果的です。手足の冷えに悩んでいるという方は、積極的にほうじ茶を飲んでみてください。
ほうじ茶がダイエットに適している理由4.カテキンが脂肪の吸収を抑える
ほうじ茶のカテキンは小腸の中で脂肪の吸収を抑える作用があります。具体的には、食事中の脂肪は膵臓で分泌される酵素によって消化吸収されますが、カテキンはこの酵素の働きを下げて脂肪を吸収しにくくするのです。
また、カテキンは脂質のエネルギー消費を高めるため、中性脂肪を減らす効果も期待できます。カテキンの脂肪吸収効果を得たいと考えている方は、食事とともにほうじ茶を口にすると良いです。
ほうじ茶が持つ他の嬉しい効能とは?
ほうじ茶はダイエットに関係する効能以外にも、次のような効果が期待できる飲み物です。
ほうじ茶が持つ嬉しい効果1.心身をリラックスさせる
ほうじ茶を焙じる時に生まれる成分であるピラジンには、脳をリラックスさせる効果があります。そのため、ほうじ茶を飲むことでイライラや不安を緩和できると考えられます。
毎日のリラックスタイムにほうじ茶を活用すれば、心休まるひとときを過ごせるでしょう。
ほうじ茶が持つ嬉しい効果2.抗酸化作用により美肌に導く
ほうじ茶に含まれるカテキンには抗酸化作用があり、肌を若々しく保つ効果が期待できます。さらに、ほうじ茶に含まれるビタミンCは熱に強いため、ほうじ茶を毎日飲めば肌に必要な栄養素を効率良く届けられます。
ほうじ茶が持つ嬉しい効果3.悪玉コレステロールを減らす
コレステロールには、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロール(LDL)の2種類があるのですが、体内で悪玉コレステロールが増え過ぎると血管壁に付着・蓄積して血管内部を傷つけ、動脈硬化につながってしまいます。ほうじ茶に含まれるカテキンは、そんな悪玉コレステロールを含む血中コレステロールを減らす作用があります。
ダイエットのためにほうじ茶を飲む際に知っておくべき注意点とは?
続いて、ほうじ茶を飲む際に知っておくべき注意点を見ていきましょう。
飲み過ぎによるカフェインの過剰摂取に注意する
ほうじ茶はコーヒーや紅茶と比較してカフェインの含有量が少ない飲み物です。しかし、飲み過ぎた場合はカフェインの過剰摂取による問題が起こってしまう可能性があります。
健康な成人のカフェイン摂取量は1日に400mgまでであるべきだと考えられており、一般的なほうじ茶は100mlあたり20mgのカフェインを含みます。カフェインの過剰摂取を避けるためには、ほうじ茶を飲む量は1日に2リットル以内までに抑えるべきでしょう。
コーヒーや紅茶も日常的に口にするという方は、1日のカフェイン摂取量を調整してください。また、妊娠中・授乳中の女性や小さいお子様は摂取可能なカフェインの量が健康な成人よりも少なくなるため、注意しましょう。
ほうじ茶を飲むだけで体重を減らすことは難しい
ほうじ茶はダイエットをサポートする飲み物ですが、ほうじ茶を飲むだけで体重を減らすことは難しいでしょう。ほうじ茶による脂肪燃焼効果や冷え改善効果を有効活用しながら、適度な運動と健康的な食生活を意識してダイエットを成功させましょう。
また、無理な食事制限や激しい運動は健康を害する原因になる可能性があるため、ダイエットには十分な時間をかけて、じっくりと取り組んでくださいね。
まとめ:ほうじ茶の効能としてダイエット効果が期待できる?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・ほうじ茶は煎茶・番茶・茎茶などの茶葉を焙じて作られるお茶の総称
・ほうじ茶は焙煎過程でカフェインが減少することから、緑茶の中でもカフェインが少ない
・ほうじ茶は香ばしい香りとすっきりした味わいを楽しめる飲み物だがカロリーは含まれていない
・カフェインは脂肪組織の中で脂肪を分解する効果があり、カテキンはその作用を長く持続する働きがある
以上の点が重要なポイントでした。世の中にはカロリーの高い飲み物がたくさん溢れていますが、ほうじ茶であればノンカロリーでダイエット中でも最適です。ほうじ茶のみでダイエットが成功するとは言えませんが、カロリー制限や運動と組み合わせることでサポートしてくれるでしょう。
大正3年から続く老舗の味をぜひ一度お試しください
森乃園の自家焙煎ほうじ茶は、創業以来守り続けてきた伝統の技と現代の技術を融合させ、極上の一杯をお届けします。当店のほうじ茶は、厳選された茶葉を使用し、焙煎職人が丁寧に焼き上げることで、ほうじ茶特有の香ばしさとまろやかな甘みを引き出しています。
焙煎の温度や時間は、茶葉の状態に応じて微調整され、その細やかな配慮が他では味わえない奥深い風味を生み出しています。心を込めて作られた一杯を、ぜひご家庭でゆったりと楽しんでください。