
茶葉を楽しむ時間は、日々の癒しやリフレッシュに欠かせないものです。しかし、茶葉の保存方法を誤ると、風味や香りが失われ、お茶本来の味わいを損なってしまいます。せっかくの高品質な茶葉を最後まで美味しく飲むためには、適切な保存方法や容器選びが大切です。
今回は大正3年創業のほうじ茶専門店森乃園より、茶葉の品質を守るための保存方法やおすすめの保存容器について詳しく解説します。大切なひとときをより豊かにするために、ぜひ参考にしてください。
茶葉の品質が下がってしまう原因とは?
開封した茶葉は非常に繊細であり、簡単に風味や香りが変わってしまいます。茶葉の品質を下げる原因には、次のようなものがあります。
湿度
茶葉はお茶の葉を乾燥して作られており、開封するだけで湿気を吸収し始めてしまいます。そして、茶葉の水分含有量が増えると、お茶の成分が酸化して味や香りを劣化させます。特に大袋入りの茶葉は使い切るまでに時間がかかるため、湿気やすくなります。
酸素
葉緑素・カテキン・ビタミンCを酸化させる働きを持つ酸素に茶葉が長時間触れていると、味わいが低下する恐れがあります。茶葉は可能な限り空気が触れない環境で保存しなければいけません。
光
お茶は光に弱く、太陽だけでなく蛍光灯の光でも、長期間光が当たり続けるとお茶は劣化します。
高温
茶葉の保存では、温度にも注意しなければいけません。温度が高い場所に茶葉を長時間放置すると、茶葉の酸化が進んで褐色化してしまいます。
移り香
茶葉は臭いを吸収する特性を持ちます。十分な密封をしていない状態で茶葉を置いておくと、茶葉が周囲にある食品やものの臭いを吸収し、本来のお茶の香りが失われてしまいます。
茶葉の正しい保存方法とは?
茶葉は湿気・酸素・光・温度・香りなどさまざまなものの影響を受けて、品質を低下させてしまいます。この章では、茶葉の品質を維持する保存方法について解説します。茶葉を保存する際には、下記の全ての項目をクリアできるようにしましょう。
茶葉の正しい保存方法1.乾燥保存
茶葉は、湿気を通さない容器・袋に入れて保存します。茶葉を開封した状態で放置してはいけません。
茶葉の正しい保存方法2.酸素除去
開封前の茶葉は真空包装や脱酸素剤封入により酸素が除去されています。しかし、開封と同時に酸素に触れてしまうため、開封後は可能な限り袋内の酸素を追い出してしっかり封をすることが大切です。
茶葉の正しい保存方法3.暗所保存
茶葉は、日光はもちろん蛍光灯の光も当たらない場所に保管します。または、光を通さない容器や袋を活用しても良いでしょう。可能であれば、茶葉は遮光性がある容器に入れた上で、キッチンの棚の中などに置くと良いです。
茶葉の正しい保存方法4.低温保存
購入後の未開封の茶葉は、冷蔵庫に入れて高温を避けてください。 ただし、開封後の茶葉を冷蔵庫に入れてしまうと、急激な温度変化のせいで結露ができ、湿気てしまう可能性があります。茶葉を開封する時には、常温に戻しましょう。
茶葉の正しい保存方法5.密封保存
密封保存は酸素の侵入を防ぐだけでなく、周囲のものの臭いが茶葉に移る問題も防ぎます。また、密封保存をした場合でも、茶葉の近くに臭いが強いものは置かない方が良いでしょう。
茶葉の保存に適した容器の選び方とは?
この章では、茶葉の保存に適した容器の選び方を紹介します。自分が使いやすい保存容器を見つけられるようにしてください。適切な保存容器で茶葉を保存すれば、長く茶葉の品質を保てます。
茶葉の保存容器の選び方1.素材で選ぶ
茶葉を入れる保存容器の素材は、ステンレスなどの金属性や桐や杉のような木製、陶器製など複数の種類があります。金属製のものは、高い密封性と防湿性を持ち、劣化から守るのに適しており、木製は桐や杉では調質効果があり、適度な湿度を保ちながら保存できます。陶器製は、長期間の保存にはやや不向きではあるものの、季節ごとに入れ替える場合などには良いでしょう。
茶葉の保存容器の選び方2.気密性をチェックする
保存容器の気密性は、素材のみでなく蓋部分の構造に左右されます。蓋部分にパッキンが付いているまたは中蓋付きのものは、気密性が高いと言えるでしょう。気密性が低い保存容器では、茶葉が湿気たり酸化したりする恐れがあります。
茶葉の保存容器の選び方3.サイズを考える
大きな保存容器を選択すると、容器内の茶葉を飲み切るまでに長い時間がかかってしまったり、容器内に広い空洞部分が生まれてしまったりするでしょう。どんなに注意しても、茶葉は開封後少しずつ劣化が進みます。 1ヶ月程度で飲み切れるサイズの保存容器を用意すれば、容器内の茶葉がどんどん劣化する問題を防げます。大袋の茶葉を購入した場合は、1ヶ月分の茶葉を保存容器に入れて残りの茶葉はより気密性の高い方法でしっかり保存すると良いです。
茶葉の保存容器の選び方4.好みのデザインを探す
茶葉の保存容器は機能性にこだわるべきですが、好みのデザインの容器を活用すると、お茶を飲むたびに気分を上げられます。特に、複数の種類のお茶を楽しむ方は、容器のデザインを揃えると良いでしょう。
おすすめの茶葉を入れる保存容器とは?
ここでは、茶葉を入れる際に使えるおすすめの保存容器を紹介します。
金属製の茶筒
茶筒の素材で長期保存に最適なのは、金属製のものです。特に、スチールやアルミニウム製の茶筒は、密閉性が非常に高く、外部の湿気や光から茶葉を守ることができます。湿気や酸素の影響を受けにくいため、茶葉の香りや風味を長時間保つことができ、鮮度を維持するのに適しています。 また、金属製の茶筒は、外部からの衝撃や圧力にも強く、長期間使用することができます。一方、木製や陶器製の茶筒も、湿気調整の面では良い効果を発揮しますが、金属製のものほど密閉性が高くなく、長期保存にはやや劣ることがあります。そのため、長期間の保存を考えると、金属製の茶筒が最適です。 また、中蓋がある二重構造・パッキン付きの保存容器は気密性が高く、茶葉の品質を長く維持できます。
ジッパー付きアルミ袋
茶葉の保存容器というと筒状の容器を想像する方が多いですが、気密性や遮光性を持つジッパー付きアルミ袋を選ぶという手もあります。 アルミ袋であれば内容量に応じて袋内の空気をしっかり抜けるため、より気密性が高められると言えるでしょう。 ただし、ジッパー部分の開け閉めが面倒だと感じる方います。 すぐに使う茶葉は通常の保存容器に入れ、残りの茶葉をジッパー付きのアルミ袋に入れておくなど工夫をしても良いでしょう。
まとめ:茶葉の保存容器はどのようなものが良い?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・茶葉の品質低下を防ぐには、湿度・酸素・光・温度・移り香の影響を防ぐことが重要
・茶葉の保存容器には、気密性が高く遮光性のある素材を選ぶこと
・茶葉の保存容器は、中蓋・パッキン付きの容器が気密性が高い
以上の点が重要なポイントでした。
茶葉の保存は少しの工夫で品質を長く保つことができます。適切な容器を使い、保存環境を整えることで、毎日のティータイムをもっと楽しめるはずです。大切な茶葉を最後まで美味しく味わいましょう。
受け継がれた技術が生む特別なほうじ茶をどうぞ
森乃園のほうじ茶は、創業以来の伝統の技と最新の技術を融合し、香り高くまろやかな味わいを提供しています。厳選された茶葉を使い、職人が一つひとつ丁寧に焙煎することで、ほうじ茶の持つ本来の豊かな風味を最大限に引き出しています。 その焙煎工程は、茶葉の状態に応じて細かく調整されており、独特の深い味わいが特徴です。この極上の一杯を、ぜひご自宅で楽しんでください。