
「カフェインレス」「ノンカフェイン」などの言葉を聞いたことはありますか?カフェインはメリットとデメリットの両方を持つ成分であり、人によってはカフェインの摂取を最小限に抑えたいと考えるものです。 特にお茶を飲む機会が多い方は、カフェインレスのお茶にも興味を持つ傾向があります。
今回は大正3年創業のほうじ茶専門店森乃園より、カフェインレスのお茶が適している方の特徴や、カフェインレスのお茶を選ぶメリットをテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。
カフェインとは何か?
カフェインとは、茶葉・コーヒー豆・カカオ豆などに含まれる成分であり、コーヒーや紅茶の苦味のもとになります。カフェインが含まれる飲み物には、コーヒー・紅茶・お茶の他に、一部の清涼飲料水やエナジードリンクなどが存在します。
カフェインを摂取し過ぎてはいけない?
カフェインは、過剰摂取により健康に悪い影響が出る可能性がある成分です。まずは、カフェインの摂取量に注意するべき理由について説明しましょう。
カフェインの過剰摂取による不調
カフェインを摂り過ぎると、次のような不調が出る可能性があります。 ・めまい ・心拍数の増加 ・興奮 ・不安 ・不眠 ・吐き気 ・震え ・下痢 ・嘔吐・吐き気 ・高血圧リスクが高くなる カフェインを多く含むものを口にした後に体調を崩す方は、カフェインを摂取し過ぎている可能性を考えましょう。
特にカフェイン摂取に注意するべき人
世界保健機関(WHO)では、カフェインの胎児への影響は確定していないものの、妊婦はカフェインの摂取量を制限するべきだと注意喚起しています。また、英国食品基準庁(FSA)では具体的に、妊婦は1日あたり200mgまでカフェイン摂取量を抑えるべきだと考えているのです。 同様に、成人と比較してカフェインの感受性が高い子供も、カフェインの過剰摂取に注意するべきです。カナダ保健省(HC)は、4〜6歳の子供は最大45mg、7〜9歳の子供は最大で62.5mg、10〜12歳の子供は最大85mgまで、カフェインの摂取量を控えるように発表しています。
カフェインには体に良い効果もある?
カフェインは健康に悪いという印象が強いですが、カフェインを摂取することで得られる良い効果もあります。
頭をクリアにする
カフェインには覚醒作用があり、飲むことで眠気を覚ます・集中しやすくなる効果が得られます。特に仕事や勉強をする前・しながらコーヒーを飲むと、いつもよりも良い成果につながる可能性が考えられるでしょう。
胃酸の分泌を活発にする
カフェインには、胃酸の分泌を促して食べ物の消化を助けます。ただし、胃酸が過剰に分泌されると胃を荒らしてしまう恐れがあります。
カフェインレスなお茶とは?
日本では「カフェインレス」の表示基準を、『カフェインを90%カットしたもの』だと定義しています。そのため、カフェインレスはカフェインの含有量が非常に少ない状態を指すと考えてください。 しかし、カフェインレスはカフェインが全く入っていない「ノンカフェイン」とは異なります。カフェインを完璧にカットしたいと考えている方は、ノンカフェインの飲み物を選びましょう。
カフェインレスなお茶はどのような人に適している?そのメリットとは?
カフェインは、過剰摂取により体に悪い影響が出る可能性がある成分です。特にカフェインレスのお茶を選び、カフェイン摂取に注意するべき人は、次のような方です。
・妊娠中の方
・小さいお子さんと年配の方
・カフェイン摂取により体調を崩したことがある方
・お茶以外にコーヒーを飲む習慣がある方
・エナジードリンクを日常的に飲んでいる方
健康な成人はカフェインを絶つ必要はありませんが、過剰摂取に注意して飲み物を選ぶようにしましょう。続いて、カフェインレスなお茶はどのような人に適しているのか?また、そのメリットについて詳しく見ていきます。
カフェインレスなお茶が適している人 1.妊婦中や授乳中の方
妊娠中や授乳中の女性は、カフェインの摂取量に注意する必要があります。カフェインは胎盤を通過して胎児に影響を与える可能性があり、摂取量が多いとリスクが増えるとされています。 また、授乳中もカフェインが母乳を通じて赤ちゃんに移行するため、敏感な赤ちゃんに影響を与える可能性があります。そのため、カフェインレスのお茶は安心して楽しめる飲み物として人気です。
カフェインレスなお茶が適している人 2.小さいお子さんや高齢者
子どもや高齢者は、カフェインに対する感受性が高い場合があります。子どもが過剰にカフェインを摂取すると、興奮しやすくなり、注意力や集中力に影響を与える可能性があります。 また、高齢者においては、カフェインが利尿作用をもたらし、脱水症状や夜間頻尿の原因となることもあります。こうした年齢層にもカフェインレスのお茶は安全です。
カフェインレスなお茶が適している人 3.睡眠の質を重視する方
カフェインは中枢神経を刺激し、覚醒効果をもたらすため、就寝前にカフェインを摂取すると眠りが浅くなったり、入眠が難しくなったりすることがあります。 一方、カフェインレスのお茶は、就寝前に飲んでも睡眠の質を下げたり、眠れなくなる心配がありませんので、不眠に悩む方には、カフェインレスのお茶が最適です。特に温かいお茶を飲みながら就寝前の時間を過ごすと、心と体の両方を休められます。
カフェインレスなお茶が適している人 4.カフェイン感受性が高い方
一部の人は、カフェインに対して特に敏感であり、少量でも動悸や不安感、胃の不快感を感じることがあります。このような方々にとって、カフェインレスのお茶は体に優しく、心地よく飲むことができる選択肢です。
カフェインレスのお茶であればカフェインの過剰摂取を心配せずに済む
健康な成人は1日に400mgまでカフェインを摂取して問題ないと考えられています。しかし、コーヒー・お茶・紅茶など、口にする全てのカフェイン摂取量を計算すると、気がつかないうちにカフェインを過剰摂取しているケースがあります。 特にエナジードリンクには大量のカフェインが含まれており、簡単にカフェインを摂り過ぎてしまうのです。カフェインレスのお茶であれば、カフェインを摂り過ぎずにお茶を楽しめるでしょう。
代表的なカフェインレスのお茶とは?
続いて、代表的なカフェインレスのお茶を紹介します。
ほうじ茶
ほうじ茶は煎茶や茎茶などの茶葉を強火で焙煎したお茶であり、独特の香ばしい香りを楽しめます。茶葉を焙じる過程でカフェインが飛ぶため、苦味と渋みが少なく誰にでも飲みやすいテイストになるのです。また、ほうじ茶の香り成分であるピラジンには、リラックス効果があります。
プーアール茶
長時間発酵により作られるお茶であるプーアール茶は、カフェインの含有量が少なく土を連想させるような独特の香りを楽しめます。また、脂っこい料理と相性が良いという特徴があります。
ルイボスティー
ルイボスティーはノンカフェインであり、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含みます。あっさりとしたテイストも特徴的です。
麦茶
カフェインを含まない代表的なお茶の一つである麦茶には、食物繊維が含まれているため便秘改善に役立ちます。また、夏バテ防止や解消にも効果的であり、暑い時期にぴったりの飲み物だと言えるでしょう。
飲み物以外にもカフェインは含まれる?
カフェインは食べ物にも含まれます。カフェインを含む食べ物は、以下を参考にしてください。
・ダークチョコレート 80mg/100g
・ミルクチョコレート 20mg/100g
コーヒーや紅茶を含むお菓子や一部の風邪薬にも微量なカフェインが含まれるケースがあります。ダークチョコレートとコーヒーを組み合わせて食べる習慣がある方は、特にカフェインの過剰摂取に注意するべきです。
まとめ:カフェインレスのお茶はどのような人に適している?メリットは?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・カフェインには覚醒作用や胃酸分泌促進などのメリットがある一方で、過剰摂取による不調が起こる可能性がある
・妊娠中や授乳中、小さなお子さん、高齢者、カフェイン感受性が高い方などカフェインレスなお茶が適している
・カフェインレスのお茶は、健康への負担を軽減しながらお茶を楽しめる安全な選択肢
以上の点が重要なポイントでした。カフェインレスのお茶は、体に優しく安心して楽しめる飲み物として、多くの方にとって魅力的な選択肢です。日常生活に取り入れることで、健康と心のバランスを保ちながらリラックスできる時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
カフェインレス・ノンカフェインの美味しいお茶を探されている方は森乃園まで
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