カフェインは多くの人にとって、日常のエネルギー補給や集中力アップの手段として知られていますが、一方でカフェインの摂取に慎重になる人も少なくありません。
特に、妊娠中や授乳中の女性、あるいは健康への配慮からカフェインを避けたいと考える人々にとって、カフェインなしのお茶は魅力的な選択肢です。
今回は大正3年創業のほうじ茶専門店森乃園より、カフェインとは何か、カフェインなしのお茶のメリットとデメリットについて詳しく解説し、日々の飲み物選びの参考になる情報を提供します。カフェインの過剰摂取に注意しながら飲めるお茶を探したいという方は、ぜひ参考にしてくださいね。
カフェインとは何か?
カフェインとはコーヒーやエナジードリンクなどに多く含まれる成分であり、パフォーマンスの向上や眠気覚ましの作用を持ちます。
カフェインを摂取してから効果が現れるまでの時間には個人差がありますが、一般的に摂取から30分ほどで効果を発揮し始めるとされています。
カフェインの効果
カフェインを摂取することで、次のような効果が期待できます。
・疲労感を軽減させる
・むくみを予防する
・眠気を覚ます
・集中力を高める
・脂肪燃焼を促す
・頭痛を和らげる
・思考をスッキリさせる
カフェインに悪い印象を持つ方は多いようですが、適正な量のカフェインは体に害を与えるものとは言えません。また、水を含まないカフェインのことを無水カフェインというのですが、無水カフェインは医薬品などにも入っており、頭痛を和らげる効果が期待できます。
カフェインが持つ注意するべき作用
カフェインには、前項でお伝えしたように様々なメリットがあるものの、カフェインを過剰に摂取してしまうと、次のような問題の原因にもなります。
・めまい
・不眠
・震え
・不安
・下痢
・心拍数の増加
カフェインの推奨摂取量を意識して、コーヒーやエナジードリンクの飲み過ぎに注意しなければなりません。また、カフェインの作用には個人差があり、少量であってもこのような症状があらわれる場合もあります。
カフェインの推奨摂取量
健康な成人は1日に400mgまでのカフェインを飲んでも問題ないと考えられていますが、カフェイン感受性には個人差があります。
カフェインを摂取した後に気分が悪くなったり慢性的な体調不良がある方は、カフェインの摂取量を調整しましょう。特に眠気覚ましのための栄養ドリンクには多くのカフェインが含まれているため、1日に何本も飲むべきではありません。
妊娠中・授乳中の女性はカフェインを控えるべき
妊娠中・授乳中の女性は胎児や母乳への影響を考え、一般的な成人よりもカフェインの摂取量を控える必要があります。
具体的には、カナダ保健省では妊婦・授乳中の女性のカフェイン摂取量を1日300mg以下、欧州食品安全機関では1日200mg以下が望ましいと考えられているのです。
妊娠中・授乳中でもカフェインの摂取をゼロにする必要はありませんが、口にする量を控えめにすると良いでしょう。
特にカフェインが多く含まれている飲み物一覧
カフェインを多く含む飲み物には、次のようなものがあります。
ブラックコーヒー 85mg/1缶185g
微糖缶コーヒー 110mg/1缶185g
インスタントコーヒー 114mg/1杯200cc
眠気覚ましドリンク 150mg/1本150mg
コーヒーや眠気覚ましドリンクを普段から口にする方は、カフェインの過剰摂取に注意しなければいけません。
カフェインなしのお茶とは?
カフェインはコーヒーやエナジードリンクのみでなく、様々なお茶にも含まれています。カフェインの摂取を控えたいと考えている方は、カフェインなし(ノンカフェイン)のお茶を事前に調べておき、それを選ぶと良いでしょう。
例えば玉露には非常に多くのカフェインが含まれていますので、知らぬうちにカフェインを過剰摂取していた…ということもあるでしょう。
代表的なカフェインが含まれていないお茶の種類は、以下を参考にしてください。
・どくだみ茶
・麦茶
・黒豆茶
・たんぽぽ茶
・ルイボスティー
・ハイビスカスティー
・甜茶
・ハト麦茶
・そば茶
・ごぼう茶
・あずき茶
このようなお茶にはカフェインが含まれていないため、妊娠中・授乳中の女性はもちろん、お子様でも安心して楽しめます。
カフェインなしのお茶のメリット
カフェインなしのお茶のメリットには、次のようなものがあります。カフェインなしのお茶を飲みたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
カフェインなしのお茶のメリット 1.就寝前でも飲める
カフェインなしのお茶は、就寝前のリラックスタイムでも安心して飲むことができます。カフェインが含まれる飲み物には覚醒作用があることから、基本的に就寝前には飲むのは避けるべきでしょう。
カフェインなしのお茶のメリット 2.カフェインの過剰摂取を心配しなくて良い
カフェインなしのお茶は、カフェインの過剰摂取を心配する必要がないことから、水分補給を目的とした飲み物として適しています。
カフェインなしのお茶のメリット 3.妊娠中・授乳中の女性でも安心して飲める
カフェインなしのお茶は、妊娠・授乳中・妊活中の女性も安心して楽しめるというメリットもあります。既にお伝えしたように、妊娠中・授乳中の女性または妊娠を予定している女性は、健康な成人と比較してカフェインの摂取量を控える必要があります。
カフェインなしのお茶のデメリット
カフェインが含まれていないお茶を活用すればカフェインの過剰摂取を心配する必要がありませんが、次のようなデメリットもあります。
カフェインなしのお茶のデメリット 1.味や香りが物足りないと感じる
製品によってカフェインが含まれていないお茶は、カフェインを含むお茶と比較して味や香りが物足りないと感じる場合もあります。いくつかのカフェインなしのお茶を試してみて、飲みやすいテイストを探しましょう。
カフェインなしのお茶のデメリット 2.商品が限られている・値段が高め
カフェインなしのお茶は種類が限られ、一般的なお茶と比較して値段が高めに設定されていることが多くあります。家族全員でお茶を飲む場合は必要なお茶の量が多くなることから、コスパが気になってしまう方もいるでしょう。
カフェインが含まれるお茶はメリットとデメリットを意識して取り入れる
カフェインなしのお茶には、メリットとデメリットの両方があります。そのため、必ずしもカフェインが含まれていないお茶の方が良いとは限りません。
特に仕事中や勉強中に飲むお茶は、カフェインが含まれているお茶の方が頭をスッキリさせたり、集中する効果が期待できるでしょう。その時の気分や用途に合わせてお茶を使い分ければ、カフェインを過剰に摂取し過ぎてしまう問題も防げます。
自分が口にするお茶のカフェインの量を把握して、適したお茶を選べるようになりましょう。
まとめ:カフェインなしのお茶のメリット・デメリットとは?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・カフェインは過剰に摂取することでめまいや不眠、震えといった症状を起こす場合がある
・カフェインはコーヒーやエナジードリンクのみでなく、様々なお茶にも含まれている
・カフェインなしのお茶には、どくだみ茶・麦茶・黒豆茶・たんぽぽ茶などがある
・カフェインなしのお茶は水分補給を目的とした飲み物として適している
以上の点が重要なポイントでした。カフェインを気にせず、常備茶として日常的にお茶を飲みたい方は、カフェインなしの商品を選ぶと良いでしょう。森乃園にはカフェインなしのほうじ茶を多く取り扱っていますので、家族全員が飲めるお茶を探されている方はぜひチェックしていただければと思います。
森乃園はカフェインなしのほうじ茶を多数取り扱い
森乃園では、カフェインなしのほうじ茶として下記のラインナップをご用意しております。
・レモングラスほうじ茶
・杜仲ほうじ茶
・よもぎほうじ茶
・桑の葉ほうじ茶
・どくだみほうじ茶
・ルイボスほうじ茶
・カモミールほうじ茶
カフェインなしなので、カフェインを控えたい方にとってもおすすめです。ほうじ茶特有の香ばしい香りとまろやかな味わいが、リラックスタイムにぴったり。毎日の健康習慣として、心地よいひとときをお楽しみください。