ほうじ茶は苦味や渋みが少なくさっぱりした口当たりであることから、他のお茶よりも飲みやすいと感じる方が多いようです。しかし、ほうじ茶の飲み過ぎで体に悪い影響が出る心配はないのでしょうか?体に優しいお茶であるほうじ茶も、間違った飲み方により悪い効果が出てしまうことはあるのでしょうか?
今回は大正3年創業のほうじ茶専門店森乃園より、ほうじ茶の飲み過ぎるとどうなるのか?という点をテーマにお届けしていきます。ほうじ茶を飲むことで得られるメリットを最大限に活かすために、ほうじ茶の摂取目安量を知っておきましょう。
ほうじ茶の飲み過ぎには問題がある?
ほうじ茶の中にはカフェインやカテキンなどの成分が含まれています。カフェインには脂肪燃焼効果や集中力を高める効果、カテキンには血糖値の上昇を緩やかにする効果などがあるものの、どちらも過剰摂取に注意するべき成分です。
ほうじ茶は毎日どのくらいの量を飲んで良いのか?
カフェインとカテキンの過剰摂取を避けるためには、ほうじ茶の飲み過ぎに注意する必要があります。カテキンの摂取目安量は日本の食事摂取基準で設定されていないため、今回はほうじ茶に含まれる平均的なカフェインの量から、1日に飲んでも問題がないほうじ茶の量を算出します。
ほうじ茶に含まれるカフェインの平均量:100mlあたり20mg
カフェインの摂取目安量:健康な成人で1日に400mg
カフェインの摂取目安量を参考に計算をすると、ほうじ茶は1日に2リットルまで摂取できることになります。水分摂取にほうじ茶を活用している方でも、十分な量のほうじ茶が飲めると考えて良いでしょう。
子供や妊娠中・授乳中の女性はカフェインの摂取目安量が変わる
子供や妊娠中・授乳中の女性はカフェインの過剰摂取に注意する必要があります。
妊娠中・授乳中の女性は胎児・乳児への影響を考え、カフェインの摂取量を健康な成人の半分である200gに抑えるべきだとされています。そのため、1日に口にできるほうじ茶の量は1リットル程度になります。
また、カナダ保健省ではカフェインへの感受性が高い4〜6歳の子供は、1日のカフェイン摂取量を45mgに抑えるべきだと明らかにしています。ほうじ茶の量で計算すると、1日に225ミリリットル程度を飲める計算です。
子供のカフェイン摂取量は、成長に合わせて調整する必要があるでしょう。
ほうじ茶はその他のお茶・飲み物と比較してカフェインの含有量が少ない
ほうじ茶の飲み過ぎには注意しなければいけませんが、ほうじ茶はその他のお茶や飲み物と比較してカフェインの含有量が少ないという事実も知りましょう。
ほうじ茶よりもカフェインを多く含む飲み物の例は、以下を参考にしてください。
玉露:100mlあたり160mg
コーヒー:100mlあたり60mg
紅茶:100mlあたり30mg
ほうじ茶は茶葉を焙煎する過程で一部のカフェインが失われるため、他のお茶と比較してカフェインが少ない飲み物だと言えるでしょう。
ほうじ茶を飲み過ぎることで起こり得る問題とは?
ほうじ茶の飲み過ぎが原因で起こり得る問題には、次のようなものがあります。
ほうじ茶の飲み過ぎによる問題1.カフェインの過剰摂取による体調不良
カフェインを飲み過ぎると、中枢神経が過度に刺激され、めまい・不眠・心拍数の増加・不安・興奮・震えなどの症状や、消化器官への刺激により下痢や嘔吐を起こすことがあります。
特に、ほうじ茶以外にもコーヒーや玉露などのカフェイン含有量が多い飲み物を口にする習慣がある方は、カフェインの過剰摂取に注意しなければいけません。
ほうじ茶の飲み過ぎによる問題2.カテキンの過剰摂取による体調不良
抗菌作用・抗酸化作用など健康をサポートする働きを持つカテキンですが、お茶に含まれるカテキン(タンニン)は、鉄の吸収を妨げます。
そのため、過剰摂取によりめまい・動悸や息切れ・疲れやすい・集中力の低下などの貧血の症状が出てしまう恐れがあります。普段から鉄分が不足している方や貧血になりやすい方は、特に摂り過ぎに注意するべきでしょう。
ほうじ茶の飲み過ぎによる問題3.アレルギー反応
稀ではありますが、ほうじ茶にアレルギー反応を起こす方もいます。自分自身が想定していなかったアレルギーを持っている場合もあるでしょう。
ほうじ茶を飲むことのメリットとは?
ほうじ茶の飲み過ぎは注意するべきだと説明しましたが、ほうじ茶には次のようなメリットがあります。
ほうじ茶を飲むメリット1.コレステロールの低下と脂肪燃焼作用
ほうじ茶に含まれるカテキンは、血中のコレステロール値を低くする効果や脂肪燃焼作用を持ちます。そのため、ダイエット中の飲み物としても適していると言えます。また、血中コレステロールが高めの方は、普段からほうじ茶などカテキンを含むお茶を飲む習慣があると良いでしょう。
ほうじ茶を飲むメリット2.抗酸化作用と美容のサポート
カテキンは強い抗酸化作用があり、老化や生活習慣病のみでなく顔のシミ・シワなどの肌トラブルを防ぐ効果も期待できます。ほうじ茶は、エイジングケアに力を入れたいと考えている方にも適した飲み物であると言えるでしょう。
ほうじ茶を飲むメリット3.リラックス効果
ほうじ茶に含まれるテアニンという成分にはリラックス効果があります。心を落ち着かせたい時、ストレスを感じている時にほうじ茶を飲むことで、心身をリラックスできるのです。
ほうじ茶を飲むメリット4.食後の口の中をさっぱりさせる
ほうじ茶には口の中に残った脂を洗い流す効果があることから、食後はもちろん食事中の飲み物にも適しています。渋みや苦味が少なくさっぱりとしているため、さまざまな食事に合わせやすいでしょう。
ほうじ茶を飲むメリット5.血行促進
ほうじ茶には血流を促進する作用があり、飲むことで体を内側から温められます。そのため、体の冷えに悩んでいる方は、ほうじ茶を日常的に飲むのも良いでしょう。
ほうじ茶を飲む時に知っておくべきその他の注意点とは?
続いて、ほうじ茶を飲む時に知っておくべき、その他の注意点を紹介します。
ほうじ茶を飲むタイミングの注意点
ほうじ茶はカフェインの量がコーヒーやその他のお茶に比較して少ないため、就寝前に飲んでも問題ないとされています。しかし、カフェインの感受性には個人差があるため、寝つきに影響があると感じる場合には、就寝前にほうじ茶を飲むのは避けた方が良いかもしれません。
水出しのほうじ茶を作る時の注意点
水出しのほうじ茶を作る際に、ティーバッグを長時間入れたままにしないようにしてください。長時間水に浸かったティーバッグの茶葉は時間をかけて変質・腐敗する可能性があります。お茶が傷んでしまうのを防ぐためにも、商品の説明を確認した上で定められた時間が過ぎたら必ずティーバッグを取り除きましょう。
まとめ:ほうじ茶を飲み過ぎるとどうなる?飲み過ぎには注意が必要?
いかがでしたか?今回の内容としては、
・ほうじ茶の中にはカフェインやカテキンなどの成分が含まれている
・ほうじ茶に含まれるカフェインの平均量は100mlあたり20mg
・カフェインの摂取目安量を参考に計算をすると、ほうじ茶は1日に2リットルまで摂取できる
・カフェインを飲み過ぎると、中枢神経が過度に刺激され、めまい・不眠などの症状が出ることも
以上の点が重要なポイントでした。ほうじ茶にはカフェインやカテキンが含まれていますが、多量ではないため、そこまで注意する必要はありません。しかし、妊婦さんや他の飲料でカフェインを摂っている方などは意識すると良いでしょう。また、ノンカフェインのほうじ茶を選ぶというのも一つの手です。
森乃園ではノンカフェインのほうじ茶もご用意
森乃園では、ノンカフェインのほうじ茶として下記のラインナップをご用意しております。
・レモングラスほうじ茶
・桑の葉ほうじ茶
・よもぎほうじ茶
・杜仲ほうじ茶
・どくだみほうじ茶
・ルイボスほうじ茶
・カモミールほうじ茶
家族みんなで安心して飲めるノンカフェインほうじ茶。お子さまやお年寄りにもやさしい、カフェインゼロのほうじ茶は、食事やおやつの時間にもぴったり。豊かな香りとまろやかな口当たりが、一度飲んだら手放せません!ぜひ一度お試しください。