なぜ病院で出されるお茶はほうじ茶なのか?

なぜ病院で出されるお茶はほうじ茶なのか?

病院食と一緒に患者に提供するお茶は、ほうじ茶であるケースが多いです。では、お茶には番茶や麦茶などさまざまな種類がある中で、なぜほうじ茶が選ばれるのでしょうか? 今回は大正3年創業のほうじ茶専門店森乃園より、病院で出されるお茶がほうじ茶である理由をテーマにお届けしていきます。

 

病院でほうじ茶が出される理由とは?

病院の食事に合わせて提供される飲み物として、ほうじ茶が活用されるケースは多いです。まずは、病院でほうじ茶が出される理由について見ていきましょう。

 

病院でほうじ茶が出される理由  1.ほうじ茶はカフェインの含有量が少ない

ほうじ茶はカフェインの含有量が少ない代表的なお茶の一つです。具体的には、100mlのほうじ茶には20mgのカフェインが含まれています。 以下のように、その他の飲み物と比較すると、ほうじ茶のカフェイン含有量は少ないと考えて良いでしょう。 玉露160mg/100ml コーヒー60mg/100ml 紅茶30mg/100ml カフェインは健康な方でも過剰摂取に注意しなければいけませんが、特に病気の方・体調が悪い方は摂取を控えるべきです。

 

病院でほうじ茶が出される理由  2.ほうじ茶の香りにはリラックス効果がある

ほうじ茶の香り成分であるピラジンにはリラックス効果があります。そのため、慣れない病院での生活や治療に感じる患者のストレスを緩和する効果が期待できます。 特に温かいほうじ茶は香ばしい香りが漂うため、飲むだけでほっとした気持ちになれるでしょう。

 

病院でほうじ茶が出される理由  3.ほうじ茶は渋みや苦味が少なく誰にでも飲みやすい

ほうじ茶は茶葉を焙じることで作られます。この焙煎過程でお茶特有の苦味や渋味が失われるため、ほうじ茶はクセがなくお年寄りの方でも飲みやすいテイストになるのです。お茶の苦味が苦手な方でも、ほうじ茶は飲めるというケースが多いです。

 

病院でほうじ茶が出される理由 4.ほうじ茶は一度に大量に作れて管理しやすい

ほうじ茶は急須を使わず煮出して大量に作ることもできます。病院で活用する場合、一度に多くの量を作れて扱いやすいという点も、ほうじ茶を病院食に導入するメリットになるでしょう。

 

病院でほうじ茶が出される理由 5.コストパフォーマンスが良い

ほうじ茶の価格帯は種類により異なるものの、高級なお茶やペットボトル飲料と比較してコストパフォーマンスが優れています。病院では、コストパフォーマンスも考えたメニューを考える必要があるのです。

 

業務用並ほうじ茶

 

ほうじ茶に含まれるカフェインについて

ほうじ茶は茶葉を焙煎して作られます。焙煎過程で茶葉に含まれるカフェインの一部が消えるため、ほうじ茶のカフェインが少なくなります。

 

健康な成人が1日に摂取できるカフェインの量

健康な成人が1日に摂取できるカフェインの量は、最大400mgまでにするべきだと考えられており、ほうじ茶の場合は、2リットルもの量を飲める計算になります。 そのため、ほうじ茶の飲み過ぎでカフェインを過剰摂取するケースは稀であると言えるでしょう。ただし、ほうじ茶のみでなくコーヒーやココアなどカフェインの含有量が多い飲み物も日常的に飲むという方は、カフェインの過剰摂取に注意しなければいけません。

 

病気の方はカフェインの摂取量を減らすべき

カフェインは覚醒作用を持つため、ゆっくりと体を休めるべき入院時の摂取は、控える必要があります。

 

ほうじ茶の嬉しい効果とは?

ほうじ茶は、病気や体調が悪い方以外にも嬉しい効果が多いお茶です。続いて、ほうじ茶を飲むことのメリットについて見ていきましょう。

 

血中コレステロールを下げる

ほうじ茶に含まれるカテキンは、血中のコレステロール値を下げて悪玉コレステロールと善玉コレステロールのバランスを整える作用があります。コレステロールが高い方は、ほうじ茶を日常的に口にすると良いでしょう。

 

抗ウイルス作用・抗菌作用

ほうじ茶中のカテキンには、抗ウイルス作用や抗菌作用もあります。そのため、食中毒やインフルエンザなどの病気になるリスクを低くし、健康的な生活をサポートできるのです。

 

抗酸化作用

抗酸化作用のあるカテキンやビタミンCが含まれており、活性酸素の働きを抑えることで老化の防止や生活習慣病の予防につながる可能性があります。

 

脂肪燃焼をサポートする

ほうじ茶のカテキンは脂肪の分解・燃焼を促す酵素が活性化します。継続してカテキン摂取を続けることで、太りにくく痩せやすい体が手に入るでしょう。

 

血流を良くする

ほうじ茶の香り成分であるピラジンには、血管を広げて血流を促す効果があります。さらにほうじ茶を温かい状態で飲めば、寒い季節でも体を芯から温め血行を促進できるでしょう。

 

まとめ:なぜ病院で出されるお茶はほうじ茶なのか?

いかがでしたか?今回の内容としては、

・病院でほうじ茶が選ばれる理由には、低カフェインでリラックス効果が期待できる点がある

・苦味や渋味が少なく、誰でも飲みやすい味わいが特徴

・一度に大量に作れる管理のしやすさと、コストパフォーマンスの良さもメリット

・ほうじ茶にはカテキンによる健康効果(抗ウイルス作用、抗酸化作用、脂肪燃焼など)がある

以上の点が重要なポイントでした。病院で提供されるほうじ茶は、患者の健康を考えられていることがおわかりいただけたでしょう。

 

病院でのほうじ茶提供は森乃園まで

病院でのお茶にこだわりを。森乃園のほうじ茶は、自家焙煎で丁寧に仕上げた逸品。ノンカフェインのラインナップもあり、患者様にも安心して提供できます。業務用サイズもご用意しておりますので、病院でのお茶選びにぜひご活用いただければと思います。

 

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