贈り物を選ぶ際、相手の好みや使い勝手を考えるのは大切ですが、どんな方にも喜ばれやすい品として「お茶」があります。お茶は縁起が良く、感謝の気持ちを伝えられるだけでなく、日常的に楽しめる実用的な贈り物として人気です。
さらに、種類が豊富で価格帯にも幅があり、相手の好みに合わせて選びやすいのも魅力の一つ。 今回は大正3年創業のほうじ茶専門店森乃園より、贈答品にお茶が適している理由や、最適なお茶の選び方をテーマのお届けしていきますのでぜひご覧ください。
贈答品にお茶がぴったりな理由とは?
お祝い・内祝いなど贈り物にお茶が選ばれることも多いですが、お茶が贈答品に最適だと言われる理由には、次のようなものがあります。
日本茶は縁起が良い
お茶の木は深く根をはり植え替えしにくいことから、「根付く」という意味を持ちます。また、お茶は一年中緑の葉を保つ常緑樹であり「不老不死」というイメージもあるのです。少し前までは、お茶は仏事の印象が強いと考える方もいましたが、現在ではお祝いの贈答品にもお茶が選ばれるようになっています。
感謝の気持ちを伝えられる
茶道という伝統文化があるように、お茶には礼儀やおもてなしの心が込められています。そのため、お茶を贈ることは、単なる飲み物のプレゼントではなく、相手への敬意や感謝の気持ちを表すものとして受け取られます。
お茶を苦手な人が少ない
食べ物や飲み物には好き嫌いがあるものですが、お茶が苦手な人は稀です。お茶は年齢や性別を問わず、多くの人に親しまれているため、贈る相手を選びません。例えば、職場の上司や目上の方へ贈る場合にも適しており、親しみやすさと上品さを兼ね備えた贈り物になります。 家族や友人へのギフトとしても使いやすく、「誰に贈っても失礼にならない」という点も大きなメリットです。また、普段からあまりお茶を飲む習慣がない方でも、いただいたお茶を来客用の飲み物として使えます。
賞味期限が長く扱いやすい
お茶は贈答品として非常に実用的な品の一つであり、お茶自体が重くないため、相手に手渡す場合でも持ち運びがしやすい点が良い点です。さらに茶葉は製造から未開封で半年〜1年もの賞味期限がありますので、受け取った相手を困らせる心配がないと言えます。
季節を問わず楽しめる
お茶の種類は豊富で、温かくしても冷たくしても美味しく楽しめるという特徴があります。たとえば、冬場は温かい煎茶やほうじ茶を飲んで体を温め、夏場は冷茶や水出し緑茶で爽やかに喉を潤すことができます。そのため、お茶は一年中贈答品として適しているのです。 また、紅茶やウーロン茶、ハーブティーなど、好みに応じて選べる幅広いラインナップも魅力の一つです。例えば、カフェインが苦手な方にはカフェインレスのほうじ茶や麦茶を、リラックスしたい方にはラベンダーやカモミールのハーブティーを贈ることで、相手に合った最適なギフトになります。
高級なお茶もある
お茶は品質により、手頃な価格帯のものから高級なものまでバリエーションが豊富です。お茶の中でも希少価値が高い商品は、特別な贈り物に最適でしょう。
贈答品に最適なお茶の選び方とは?
お茶にはさまざまな種類があります。この章では、特にお茶選びの際に知っておくべきポイントを紹介します。
贈答品に最適なお茶の選び方 1.産地で選ぶ
緑茶の場合は、静岡茶・宇治茶・狭山茶が日本の三大銘茶と呼ばれており、産地ごとにお茶の特徴が変わります。産地別の特徴は、以下を参考にしてください。
静岡茶 …旨み・甘味・苦味のバランスがとれており飲みやすい 、江戸時代には「御用茶」として献上されていた
宇治茶 …深い緑色をしており旨み・甘味・苦味のバランスが良く上品な味わい 、被覆栽培という独自の栽培方法で独特の風味を作っている
狭山茶 …コク深く上品な香りで旨みが凝縮されている 、狭山茶独特の仕上げ工程である「狭山火入れ」が深い味わいを生む
贈答品に最適なお茶の選び方 2.相手の味の好みに合わせる
お茶にはさまざまな種類があり、渋みの強いもの、香ばしいもの、カフェインが少ないもの、フレーバーティーなど、味や香りのバリエーションが豊富です。贈る相手の好みやライフスタイルに合わせて選ぶことで、より喜ばれるギフトになります。 香ばしい味が好きな方には、渋みが少なく飲みやすいお茶として、ほうじ茶や玄米茶があります。
ほうじ茶:カフェインが少なく、香ばしい香りが特徴
玄米茶:玄米の香ばしさと緑茶のまろやかさが合わさった優しい味 健康を気遣う方には、カテキンが豊富な緑茶やカフェインレスのお茶が最適です。
緑茶(特に深蒸し茶):カテキンやポリフェノールが豊富で、免疫力アップにも◎
ルイボスティー:ノンカフェインでミネラル豊富、アンチエイジング効果も期待できる
ごぼう茶・どくだみ茶:デトックス効果が高く、健康を意識する方にぴったり
日本茶を普段から飲んでいる方には、高級煎茶や玉露がおすすめです。
玉露:甘みと旨みが強く、特別な時間を演出できる高級茶
上級煎茶:バランスの取れた風味で、普段使いにも贈答にも適している
抹茶:茶道をたしなむ方や健康志向の方にも◎
贈答品に最適なお茶の選び方 3.飲み比べセット
お茶好きな方には、複数種類を楽しめる飲み比べセットがおすすめです。
例えば、煎茶・ほうじ茶・玄米茶のセットや、日本茶と和紅茶の詰め合わせなど、色々な味を試せるのが魅力です。
贈答品に最適なお茶の選び方 4.相手との関係性から予算を決めておく
お茶にはさまざまなランクがあることから、予算に合わせて適切な贈り物が選べます。例えば、友人への手土産なら1,000円程度、目上の方に贈るギフトなら3,000〜5,000円程度のお茶を用意するべきでしょう。事前に予算を設定すれば、選択可能なお茶の種類も絞られていきます。
贈答品に最適なお茶の選び方 5.相手のライフスタイルに合わせる
一人暮らしの相手に大袋のお茶を贈ると、お茶を使いきれずに困らせてしまう可能性があります。そもそも急須がないお宅も珍しくないのです。一人暮らしの方には、ティーバッグや個包装のお茶を選択し、相手のライフスタイルに寄り添うようにしてください。
贈り物に適したお茶の種類とは?
お茶には、数えきれないほどの種類があります。この章では、贈り物に適した代表的なお茶を紹介します。先ほど紹介した贈答品のお茶の選び方を参考に、お茶選びを進めましょう。
煎茶
煎茶は日本で最も一般的なお茶の種類であり、日光を浴びて育った新芽で作られます。ほど良い苦味・渋みとともに、爽やかな香りを楽しめます。 煎茶は贈答品用の商品も多く、さまざまなデザインを選択できるため、相手の好みや用途に合わせられるでしょう。 また、煎茶は摘まれた順番で、一番茶・二番茶・三番茶に分類されます。一番茶は煎茶の中でも「縁起が良い」と考えられており、贈り物に最適です。
ほうじ茶
ほうじ茶は番茶などの茶葉を焙じて作られるお茶であり、香ばしい香りとさっぱりとした飲み心地です。特に苦味・渋みが少ないため誰にでも飲みやすく、子供や年配の方がいるご家庭への贈り物に適しているでしょう。ほうじ茶にもさまざまな種類と味わいがあるため、相手にぴったりの商品を見つけられます。
玉露
玉露は高級茶として知られているお茶の種類であり、茶葉を摘み取る前に一定期間覆いを被せて日差しを遮った上で栽培します。このような栽培により、コクのある強い旨みが生まれるのです。玉露は渋味や苦味がほとんどなく、濃厚なお茶の旨みを楽しめるでしょう。贈答用のお茶として人気の玉露ですが、含まれるカフェインが多いため飲み過ぎには注意が必要です。
お茶を人に贈る時の注意点とは?
お茶は「香典返し」の定番商品です。そのため、白やグレーを基調としたシックなデザインを選ぶと、仏事のイメージが強くなる恐れがあるでしょう。お茶をお祝いのシーンで贈る時には、華やかなデザインを選択してください。 また、贈答品用のお茶には、シーンに合わせてのし紙をつけてください。のし紙が必要ない場合は、メッセージカードを用意しても良いでしょう。のし紙の水引は贈答品の用途によって、使い分けてください。
・お祝いごと(何度繰り返しても良いもの):紅白蝶結び
・お祝いごと(繰り返すべきではないもの):結び切り
・弔事:紅白結び切り
まとめ:お茶を贈答品として贈る際の選び方について~お茶の高級贈答品なら森乃園~
いかがでしたか?今回の内容としては、
・お茶は「縁起が良い」「感謝の気持ちを伝えられる」などの理由から贈答品に適している
・幅広い年齢層に受け入れられやすく、相手を選ばないギフトとして人気
・賞味期限が長く、季節を問わず楽しめるため、扱いやすい
・産地や味の好みによって最適なお茶を選ぶことができる
以上の点が重要なポイントでした。予算や相手のライフスタイルに合わせた選び方をすると、より喜ばれる贈り物になるでしょう。
森乃園のお茶をぜひお試しください
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