ほうじ茶の種類と選び方について

ほうじ茶の種類と選び方について

自分にぴったりのほうじ茶を見つけたい…とお考えの方はいらっしゃいませんか?香ばしい香りと、飲みやすいさっぱりとした味わいが特徴のほうじ茶。実は一口にほうじ茶といっても、いくつかの種類があり、味わいも異なります。

 

今回は大正3年創業のほうじ茶専門店森乃園より、ほうじ茶の種類やそれぞれの特徴をテーマのお届けしていきますので、記事を参考に自分好みのほうじ茶を探してみてください。

 

ほうじ茶には2通りの分け方(茶葉の種類・焙煎方法)がある

ほうじ茶は茶葉の種類により味わいや香りが変わってきます。さらに、焙煎方法の違いによってもほうじ茶の種類が異なります。

自分に適したほうじ茶を見つけたいと考えている方は、茶葉の種類、焙煎方法の両方の視点からほうじ茶選びを進めましょう。次の章からは、ほうじ茶の種類について「茶葉別」「焙煎方法別」に説明していきます。

 

【茶葉別】ほうじ茶の種類

まずは、茶葉別のほうじ茶の種類を説明します。

ほうじ茶は「ほうじ茶」という種類の茶葉を使って作られるのではありません。煎茶・番茶・茎茶などの茶葉を、狐色になるまで焙じたものが、ほうじ茶と呼ばれます。茶葉が変われば、ほうじ茶の味わいや香りに違いが生まれます。

 

一番茶葉のほうじ茶

一番茶葉とは、その年の新芽で作るお茶を指しており「新茶」と呼ばれることもあります。茶葉はその後、摘み取りを繰り返して「二番茶」「三番茶」を生産します。

ほうじ茶は一般的に二番茶以降の茶葉が使われる場合が多いですが、一番茶を活用したほうじ茶は深みがある風味に仕上がります。特徴的な味わいであるため、ミルクを加えてほうじ茶ラテにすると香ばしさとまろやかさが引き立ちます。

 

番茶のほうじ茶

番茶は新芽でなく、硬化が進んだ茶葉を原料としたお茶で、番茶は代表的なほうじ茶の茶葉として使われています。香ばしい香りとさっぱりとした飲み口が特徴的で、さまざまな場面に活用しやすいほうじ茶だと言えるでしょう。

 

茎茶のほうじ茶(棒ほうじ茶)

茎茶とは文字通り茶葉ではなく、お茶の茎だけを集めたものを指しています。ほんのり甘味があり爽やかな香りが特徴的で、甘い和菓子との相性が良い味わいです。

茎茶のほうじ茶は「雁が音焙じ(かりがねほうじ)」または「棒ほうじ茶」と呼ばれる場合もあり、上品な香りと甘みを楽しめます。

 

【焙煎方法別】ほうじ茶の種類

そもそもほうじ茶とは、茶葉を焙じて作るお茶の総称です。火加減や焙煎の時間を変えることで、コーヒーの焙煎と同じように独自のほうじ茶が作れるのです。続いて、焙煎方法別のほうじ茶の種類を見ていきましょう。

 

浅煎りほうじ茶

浅煎りのほうじ茶は、緑茶ならではの旨味・苦味・渋味を残しながら、弱火でゆっくり焙煎したほうじ茶を指します。ほうじ茶らしい香ばしい香りのみでなく、茶葉の香りも同時に楽しめるという特徴があります。

 

深煎りのほうじ茶

深煎りは一般的なほうじ茶の焙煎方法であり、高温で茶葉をしっかり焙煎します。焙煎はガス・炭火などが使われており、焙煎方法によってほうじ茶の味や風味が異なります。

深煎りのほうじ茶は渋味や苦味が抜け、さっぱりとした飲みやすいテイストに仕上がります。また、強い焙煎によって生まれる香ばしい香りが特徴です。

 

ほうじ茶の味は産地によっても異なる

ほうじ茶の味は、お茶の種類や焙煎方法のみでなくお茶の産地によって変わります。日本にはいくつものお茶の産地が存在します。特に静岡県は日本で有数のお茶の産地であり、日本の茶栽培面積の約40%を占めているのです。

 

その他にも、京都府や三重県などで多くのお茶が生産されています。さまざまな土地のほうじ茶を試して、自分好みのお茶を見つけましょう。

ほうじ茶の選び方とは?

ほうじ茶の種類を選ぶ時には、次の3つのポイントを意識すると良いでしょう。

 

ほうじ茶の選び方1.ほうじ茶の飲み方を考える

ほうじ茶を温かい状態で飲むのか冷やして飲むのかによって、おすすめのほうじ茶が異なります。一般的には冷やして飲むケースは茎ほうじ茶が適しており、スッキリとした飲み心地を楽しめます。

また、温かい状態で飲むほうじ茶は香りをしっかり楽しめる深煎りの一番茶や、番茶のほうじ茶を選ぶと良いでしょう。

 

ほうじ茶の選び方2.ほうじ茶と合わせて口にするものを考える

ほうじ茶と一緒に食べ物を食べようと考えている時には、食べ物に合わせてほうじ茶を選ぶと良いです。茶葉のほうじ茶には口の中の脂っこさを緩和する働きがあるため、脂っこい食事と一緒に飲むほうじ茶は一番茶や番茶のほうじ茶がおすすめです。

また、和菓子などのスイーツにはさっぱりとした味わいとほのかな甘みを持つ茎茶のほうじ茶(棒ほうじ茶)が適しています。

 

ほうじ茶の選び方3.ほうじ茶を誰と飲むかを考える

一緒にほうじ茶を飲む相手がいる場合には、茶葉のほうじ茶よりも茎茶のほうじ茶の方が、茶葉の開きによる味の変化がないため扱いやすいです。また、茎のほうじ茶は茶柱が立つ可能性があることから、場の雰囲気を和ませる効果も期待できるでしょう。

 

シーンに合わせてほうじ茶を選ぶことも大切

ほうじ茶を日常的に飲みたいという方は、シーンに合わせてほうじ茶を選ぶことをおすすめします。ほうじ茶にはカテキンによる血糖値を下げる効果やテアニンによるリラックス作用など、さまざまな体に嬉しいメリットがあるため、飲み続けられるほうじ茶を選びましょう。

 

急須を使ってお茶をいれるリーフタイプ

急須を使ってほうじ茶を淹れるリーフタイプは、茶葉の量や浸出時間を自分の好みに合わせてアレンジできるというメリットがあります。

急須を用意したり洗ったりする手間はかかりますが、ほうじ茶本来のおいしさを堪能できる飲み方だと言えるでしょう。

 

簡単にほうじ茶が飲めるティーバッグタイプ

ティーバッグタイプのほうじ茶は、急須を使わずお湯を注いだカップに入れるだけで完成します。茶葉の量を調整することはできませんが、手間をかけずに淹れたてのほうじ茶を楽しめるでしょう。

水出しタイプのティーバッグを使えば、冷たいほうじ茶も簡単に作れます。ただし、長時間ティーバッグを入れたままにするとほうじ茶の味が変わってしまう可能性があるため、商品説明通りの時間でティーバッグを取り出してください。

 

持ち運びに便利なペットボトルタイプ

ペットボトルタイプのほうじ茶は、持ち歩きやすく外出先で購入できます。ほうじ茶の人気が高まっている今では、さまざまなコンビニエンスストアでほうじ茶を購入可能です。

 

ほうじ茶選びでは使用量も計算するべき

さまざまな種類のほうじ茶を気分で使い分けるという楽しみ方もありますが、ほうじ茶には賞味期限が存在します。

ほうじ茶のパッケージに記載されている賞味期限は一般的な食品と同じように、未開封の状態での期限です。そのため、開封したほうじ茶は1ヶ月程度で消費してください。開封してから時間が過ぎたほうじ茶は、風味が落ち品質が劣化する可能性があるのです。

ほうじ茶を飲む頻度が少ないという方は、美味しい状態でほうじ茶を楽しむために少量サイズの商品を選ぶと良いでしょう。

 

まとめ:ほうじ茶の種類と選び方について

いかがでしたか?今回の内容としては、

 

・ほうじ茶は茶葉の違いと焙煎方法の違いによっていくつかの種類に分けられる

・茶葉別のほうじ茶の種類には、一番茶、番茶、棒ほうじ茶がある

・焙煎方法別のほうじ茶の種類には、浅煎りほうじ茶、深煎りほうじ茶がある

・シーンに合わせてティーバックタイプやリーフタイプを選ぶこと

 

以上の点が重要なポイントでした。ほうじ茶はとても奥が深く、焙煎によって大きく味や香りが変わる…ということがお分かりいただけたことでしょう。

 

森乃園のほうじ茶は自家焙煎で、他の商品とは一線を画す美味しさとなっております。ほうじ茶をお探しの方は、森乃園からぜひお選びくださいませ。

 

大正3年から続く老舗の味をぜひ一度お試しください

森乃園の自家焙煎ほうじ茶は、創業以来守り続けてきた伝統の技と現代の技術を融合させ、極上の一杯をお届けします。当店のほうじ茶は、厳選された茶葉を使用し、焙煎職人が丁寧に焼き上げることで、ほうじ茶特有の香ばしさとまろやかな甘みを引き出しています。

焙煎の温度や時間は、茶葉の状態に応じて微調整され、その細やかな配慮が他では味わえない奥深い風味を生み出しています。心を込めて作られた一杯を、ぜひご家庭でゆったりと楽しんでください。

 

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